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30代で退職したら人生どうなる?|理想のキャリアは実現可能

分かれ道

会社を辞めたい!でも転職は厳しいよなぁ…

30代で会社を辞めても、大丈夫なの?

こんな疑問や悩みに答えます!

記事の内容

  • 30代の退職“事情”
  • 退職前にするべきこと【4つ】
  • 仕事をやめる際の注意点【4つ】
  • 理想のキャリアを叶える味方

記事を書いた人

私自身も、勤めて10年以上の会社を30代で退職しました。

キャリアや生き方について、不安を感じるあなたの背中を押します!

会社員は収入も労働環境も、会社に依存しています。

不満を抱えたままだと、多くのことを我慢したまま、人生を送ることに……

しかし、もし状況を変えられたら?

ワークライフバランスや収入が改善し、もっと楽しい人生になると思いませんか。

この記事を読めば、「30代の退職について」の知見が深め、自信を持って行動できるようになります!

どうぞ、最後までお読みください。

30代の退職に関する実状

Macの画面
データで見る30代!

結論、30代で退職しても大丈夫です。

30代で会社をやめて、新しくキャリアを築く人は、世の中には一定数いるからです。

魅力的な求人も、案外あります。

転職サイトを見てもらえば一目瞭然!

私の場合は、将来性のない会社で、心身ともに疲れたまま消耗するのは嫌だったので、30代で退職を決意!

強みとなる資格もなく、転職先も決まっていない状態からでしたが、なんとかなりました。

しかし、いきなり退職の決断をするのは、ハードルが高いですよね。

まずは客観的に「退職・転職の事情」を見て、勇気をもらいましょう。

30代で退職する人【割合】

厚生労働省のデータによると、30代の離職率は以下のようになっています。

令和3年の離職率

男性女性
30代前半6.3%8.7%
30代後半8.7%7.7%
R3の離職率

参考元:『令和3年上半期 雇用動向調査結果の概況 P14 』

令和2年の離職率

男性女性
30代前半11.1%17.0%
30代後半8.2%14.2%
R2の離職率

参考元:『令和2年 雇用動向調査結果の概要』

いずれの年もコロナ禍ですが、離職している人は一定数いることが分かります。

10人のうち1〜2人ほどは、30代で離職しています!

あずまか

30代で退職する人【理由】

30代で転職をした人があげる「前職を辞めた理由」を、厚生労働省の調査結果を元に紹介します。

結婚や出産育児、介護・看護、会社都合、契約満了、出向の理由は除外して記載

仕事の内容に興味を持てなかった

男性女性
30代前半7.2%3.6%
30代後半1.9%2.1%

社会人になってからの経験も長いので、仕事の内容が原因の退職は少なめです。

能力・個性・資格を生かせなかった

男性女性
30代前半4.0%3.0%
30代後半4.5%7.9%

能力や個性は、ある程度固まってきている人が多いので、全体の割合としては低くなっています。

職場の人間関係が好ましくなかった

男性女性
30代前半3.8%8.3%
30代後半5.6%9.4%

30代女性は、職場の人間関係が気になるようです。

離職する理由の割合としては、高いほうです。

会社や将来が不安だった

男性女性
30代前半6.4%3.3%
30代後半9.7%9.5%

性別に関係なく30代後半で、会社の将来を不安に思う人は多くなっています。

ある程度のポジションに就いて、会社の問題点が見えるのではないでしょうか。

給料等収入が少なかった

男性女性
30代前半8.3%9.7%
30代後半7.9%6.1%

家族構成が変わったり住宅を購入したりする人も増えて、価値観が変わる世代です。

給料に不満があり、退職する人も多いようです。

労働時間、休日等の労働条件が悪かった

男性女性
30代前半11.3%8.9%
30代後半13.8%6.6%

30代男性が選ぶ理由のTOPです。

性別に関係なく高いので、あらためて「ワークライフバランス」が重要視されていると考えられます。

やりたいことに挑戦する

男性女性
30代前半29.5%22.5%
30代後半34.0%24.9%

厚生労働省の調査では、この前向きな理由は数値化されていません。

しかし、「その他の個人的な理由」の中に分類されることになるので、無視できない数値です。

参考元:『令和3年上半期雇用動向調査結果の概況 P17』

待遇や人間関係、会社の将来性など、退職する理由はいろいろありますね。

あずまか

30代で退職する人【賃金】

転職して賃金がどのように変化するのかも大事ですよね。

前職と比較した賃金の変動を確認すると……

  増加 変わらない 減少
30代前半 41.9% 24.4% 32.5%
30代後半 38.0% 33.4% 27.5%

参考元:『令和3年上半期雇用動向調査結果の概況 P18』

収入が増えた人の割合が4割程度いるので、転職はかなりの収入向上のチャンスと捉えられます。

一方で、6割近くの人は「変わらない」か「減少」に転じています。

転職は収入だけでなく、「何を重き」とするかも大事。

あずまか

30代が退職前にするべきこと【4つ】

成功の鍵
キャリア成功の鍵!

ここまでは、転職に関する事情を「客観的」にみてきました。

ただ実際に「自分が辞めるべきか、会社に残るべきか」を判断するのは、難しいですよね……。

「退職の前に確認するべきこと」をいくつかあげたので、思考を整理していきましょう。

退職の前に確認するべきこと

  • 現状を整理する
  • 会社をやめない選択肢を考える
  • 今後の理想のキャリアを考える
  • 退職のメリット・デメリットを比べる

判断を誤ること防ぐというより、自分を納得させて、後悔しない退職にしてほしいです。

では、1つずつ確認していきましょう。

あずまか

現状を整理する

まずは自分の状況を整理してみましょう。

一番よい答えを見つけるのには、現状を正しく理解することが大事です!

例えば、誰かの悩みやトラブルを解決しようとするときも、事実の確認からしますよね。

  • 何を悩んでいるか
  • どのくらい深刻なのか
  • 一番大きな問題は何か
  • どうするのが一番いいか
  • 解決法は見つかっているか

自分に置き換えて、客観視してみましょう。

  • 何を悩んでいるか
    →労働量に対しての給料が少ない
  • どのくらい深刻なのか
    →今の年収で家族は養えない
  • 一番大きな問題は何か
    →長く勤めても収入が上がらない
  • どうするのが一番いいのか
    →アピールできる資格はない
    →スキルを身につけて転職する
  • 解決法は見つかっているのか
    →何を学ぶか、まだ迷っている

これで現状と課題を洗い出せます。

感情的なことは除き、紙に書いて可視化するのがベストです。

課題が見えたら、退職前に解決する行動をとりましょう。

あずまか

自己分析が苦手な人は…

キャリアや転職のことを話せる、「キャリアコーチング」のサービスが便利。

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会社をやめない選択肢を考える

今の会社では、理想のキャリアを実現できませんか?

30代の退職や転職は、リスクも0ではないですよね。

慣れ親しんだ環境でキャリアを積むほうが、時間的なロスは最小限になります。

会社を残るべきか迷う人は、以下のことを確認してみてください。

  • 業界の市場性
  • 会社の将来性
  • 部署異動で解決しないか
  • 出世すれば収入は改善されるか
  • 身につけたいスキルは学べるか

退職しないと叶えられないことであれば、行動するしかありません。

転職先で同じ仕事をする人は、もう一度考えてみる価値はあると思います。

今後の理想のキャリアを考える

今後のキャリアや理想の働き方は、可能な限り具体的に描いた方がいいです。

30代はまだ若いとはいえ、20代よりも時間は限られますよね。

戦略的に動いた方が、遠回りすることを避けられます。

キャリアや理想の働き方を整理する場合に、考えた方がいいのは以下のこと。

  • いつ退職するのか
  • どこで働くのか
  • どんな働き方をするか
  • どのくらい稼ぎたいか
  • どのくらい働くか
  • どうやって理想を実現するか

もう少し細かく噛み砕けば、さらにイメージが具体的になります。

いつ退職するのか

  • 1年後
  • 35歳で
  • 定年まで

どこで働くのか

  • 会社
  • 自宅
  • 会社と自宅
  • 場所に縛られない

どんな働き方をするか

  • 会社員として全力を尽くす
  • 本業と副業を両立する
  • フリーランスを目指す
  • 起業する

どのくらい稼ぎたいか

  • 今と同じくらい
  • 下がってもいい
  • 年収1,000万以上

どのくらい働くか

  • これまで通り
  • 公私のバランスを大事にしたい
  • 忙しくても構わない

どうやって理想を実現するか

  • 転職する
  • 副業を始める
  • 資格を取る
  • 独学で学ぶ
  • スクールを受講する

上記のようなことを明確にして、キャリアプランを立てることで、これから取るべき行動を逆算できます。

退職のメリット・デメリットを比べる

30代で退職することのメリットやデメリットも想定しておきましょう。

会社を辞めた後の状況を、しっかりシミュレートすることは大事だからです。

よく考えずに辞めて、想定外のデメリットがたくさんあったら焦りますよね。

各々が置かれる状況で、異なる部分も出てきますが、例は以下の通りです。

退職のメリット(例)

収入が上がる
挑戦したいことができる
人間関係が新しくなる
労働環境が改善される

退職のデメリット(例)

転職に失敗する
年収が減る可能性もある
退職金・企業年金が少なくなる
新しい環境に適応するのに疲れる

比較・検討をしてみて、メリットがデメリットを上回るなら、退職に踏み切りましょう。

しっかり想定しておけば、変に焦らなくて済みますね!

あずまか

30代が退職するときの注意点【4つ】

木に雷が落ちる様子
注意点とは?

会社を辞めて、別のキャリアを選ぶことは可能です。

しかし、注意するべき点もあります。

退職の注意点

  • 転職のリスク
  • 退職後の生活
  • 30代後半の場合
  • 退職の仕方

もう少し詳しく見ていきましょう!

転職のリスク

30代に限らず転職には、リスクがあります。

転職先の収入や福利厚生などは、入社前にある程度把握できます。

しかし、労働環境や人間関係は、実際に働かないと分からない部分も多いですよね。

実際に働いてみて、

  • 仕事を覚えるのが大変
  • 職場環境になかなか馴染めない
  • 未経験が故に収入も最初は低い

と感じることが、あるかもしれません。

管理職やスキルを買われて転職したのでなければ、もう一度キャリア1年目に戻るという感覚でいたほういいでしょう。

退職後の生活資金を考える

退職後に次のキャリアに向けて動き出す人は、退職後の生活をシュミレートしておく必要があります。

※転職活動を在職中に行う人は、関係ないので読み飛ばしてください。

>> 次のテーマへジャンプ!

生活資金に余裕がないと、焦りから就職先を妥協してしまう可能性があるからです。

次の場合は、少し注意が必要です。

  • 家族の生活に制約が出る
  • 半年から1年分の貯金がない
  • 失業保険の基本手当がない

基本手当とは

例えば会社員の場合は、失業保険の申請をすれば、90〜360日間の基本手当が受給可能。

基本手当は失業中の生活費で、退職前の賃金の45%〜60%が支給されます。

ただし受給には要件あり。

参考元:『ハローワーク 基本手当について』

生活資金に余裕があっても、家族の我慢を見れば、気持ちに焦りが出ますよね。

転職を成功させるためにも、可能な限り時間とお金の備えをしておきましょう。

30代後半の転職

30代後半の転職は、少し注意が必要です。

転職は可能ですが、希望の職種へ転職することは、少し難しいからです。

例えば、「関東労働市場圏」の令和4年3月の有効求人倍率を見ると、

  • 34歳以下は1.43倍
  • 35歳から44歳は1.10倍

参考元:東京労働局『関東市場圏有効求人・有効求職年齢別バランスシート』

ざっくり解説すると、

  • 34歳以下
    →仕事は1〜2件選ぶことが可能
  • 35歳以上
    →仕事はあるけれど選ぶ余裕はない

という状況です。

つまり、希望通りに転職できるとは限らないんですね。

30代後半の転職では、

  • マネジメント経験
  • 即戦力となるスキル

が求められるケースが多くなります。

教育コストを抑えられる、即戦力を採用したほうが、会社の生産性も高まりますよね。

30代後半の方は、次のキャリアに向けての準備を入念に行うべきです。

退職の仕方

可能なら、円満な退職を目指しましょう。

円満な退職は、自分のためでもあります。

主な理由は、以下のとおりです。

  • 「後ろめたさ」が残らない
  • 退職理由を転職先にも説明しやすい
  • 同じ業界ならいい影響もある

例えば、引き継ぎまでしっかりできれば、後味も悪くなりません。

同じ業界で働く人は、今の会社の功績や頑張りが伝わる可能性もありますよね。

次のキャリアに向けて、会社の辞め方も大事にしてください。

「会社からの圧力で辞められそうもない…」

「精神的に追い詰められて出社できない…」

そんな方は迷わず……

退職代行サービスを使いましょう!

退職代行を使えば、

  • すぐに退職できる
  • 上司に会わずに退職できる
  • 有給や残業代の交渉をしてくれる

「弁護士事務所」や「労働組合系の事業者」が運営する上記のサービスはとても安心。

円満な退社は大事ですが、もっと大事なこともあります。

自分を守れるのは、自分ですよ!

あずまか

30代の退職後をサポートする味方とは?

握手
転職の強い味方!

転職を成功させるためには、転職エージェントをうまく使いましょう。

30代はまだ若いですが、20代ほど自由な時間を持つ人は多くないはずです。

在職中から次のキャリアを検討する方もいれば、退職後にじっくり準備をする人もいらっしゃいますよね。

どちらでもOKですが、準備が大事なことには変わりません。

忙しい人や転職活動の経験が少ない人こそ、転職エージェントがおすすめ。

転職エージェントのメリット

自分で求人情報を探さなくていい

“専任”担当者のキャリア相談がある

転職エージェントのデメリット

自分のペースで転職活動ができない

担当者に意思がうまく伝わらない

転職エージェントは、あなたのスキルに合わせて仕事を紹介してくれます。

登録から相談まで全て無料!

自分のペースで選びたい人は、転職サイトに登録して探すのもOK。

登録は無料でいつでも応募可能!

転職エージェントをうまく活用して、次のキャリアを成功させましょう。

せっかく勇気を持って退職するなら、次のキャリアを成功させたいですよね。

あずまか

30代の退職は理想を実現するチャンス

天に手を伸ばす女性
理想の人生を手に入れよう!

30代の退職には、理想のキャリア形成ができるチャンスも秘められています。

20代ほど転職は簡単ではないですし、退職にも勇気が要りますよね。

しかし、30代には経験があります。

理想のキャリアを実現させる準備や心構えがあれば、さらに活躍できるチャンスです。

また昨今は、会社に収入を依存している状態は、好ましくないように思えます。

名だたる日本の大企業でもリストラはありますし、社長から「45歳定年説」が出るような世の中です。

参考:『東洋経済オンライン 45歳定年制に憤る人に知ってほしい働き方の現実』

この記事を読んでいるあなたは、きっと今のキャリアに疑問を抱いていませんか。

  • 副業を軌道に乗せてフリーランス
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選択肢はたくさんありますし、多様な価値観や生き方が認められる世の中です。

「現状維持は、後退の始まり!」

一歩を踏み出して、理想の働き方・生き方を実現しましょう。

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あずまか

【経歴】
地元進学校→地元公立大→塾講師→副業開始→退職→田舎暮らし

スキルを磨いて柔軟に生きる!「常に成長し続ける」がポリシー。やりたいことが叶う人生を手に入れるべく、一緒に頑張りましょう!

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