
Webライターの副業に挑戦したいけど、始め方が分からない…
未経験からでもWebライティングの案件を獲得できる?
スキルは、どうやって身につければいい?
こんなお悩みや疑問を解決します!
この記事の内容
Webライターの主な仕事は、Webサイト上に掲載する記事を制作することです。
在宅で始められる仕事として、大学生や主婦の方だけでなく、会社員の副業としても人気を集めています。
Webライターは参入しやすい副業ですが、仕事の流れや注意点を知らないと、スタートでつまずくことも……。
この記事では、未経験の方が少しでもスムーズに案件を獲得するために役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事の筆者

フリーランスWebライターのふく郎です。
現在はブログ運営ともに、Webライティングのお仕事をしています!
副業Webライターの始め方を7つのステップで解説

まずは副業Webライターの始め方を、以下の7つのステップで解説します。
それでは、1つずつチェックしましょう。
①:必要なものを準備する
まずはWebライターを始めるのに必要なものを準備しましょう。
Webライティングの仕事には特別な資格はいらないので、必要なものが揃えばすぐ仕事ができます。
最低限必要なもの
- パソコン
- インターネット環境
通信速度の速いインターネット環境や飛び抜けて高性能なパソコンを準備する必要はありません。
通信が安定していて、古すぎないパソコンがあれば、問題なく仕事ができます。
あると安心なスペック
- 256GB
- 8GB
- 14インチ以上のディスプレイ
※MacでもWindowsでも構いません。
【関連記事】さらに快適な作業環境を求める方は、こちらの記事がおすすめ!
-
-
Webライターはデスク環境が命!生産性と疲労軽減に貢献する13の実例
続きを見る
②:Webライティングを学ぶ
必要なものを揃えたら、Webライティングの基礎を学びましょう。
なぜならWebの文章は、学校教育で学んだ作文や論文とは「書き方」が異なるからです。
Web記事の読者は「できるだけ短い時間で知りたい情報に出くわしたい」という気持ちがあります。
したがって書き手は、読者のニーズに合わせて、意識的に結論から書くことが必要です。
Webライティングの傾向を知らない状態で、仕事をするのは不安ですよね。
まずは、最低限のWebライティングの知識や作法を学びましょう。
【関連記事】Webライターの勉強の仕方を知りたい方はこちら!
-
-
Webライターの勉強はどうやってする?【おすすめの方法7選】
続きを見る
③:クラウドソーシングに登録する
副業でWebライターを始める場合は、クラウドソーシングを活用しましょう。
理由は、お仕事を受注するための場として、初心者にぴったりだからです。
クラウドソーシングとは
「仕事を受注したい人」と「仕事を委託したい人や企業」を仲介するサービスです。
実績がない初期から、企業の案件を直接受注するのは難しいです。
しかしクラウドソーシングには、初心者から受注できる案件があります。
まずは受注できる可能性が高いクラウドソーシングを使って、仕事を獲得しましょう。
【関連記事】Webライターが登録すべきクラウドソーシングを知りたい方はこちら!
-
-
Webライターが選ぶべきクラウドソーシング7つ|活用法や注意点も解説
続きを見る
④:プロフィールを充実させる
クラウドソーシングに登録したら、プロフィールを充実させましょう。
なぜなら、プロフィールは発注者に選ばれるための大事な要素だからです。
例えば、あなたがネット上で仕事を依頼するとき、
- 妙にプロフィールの空欄が多い
- 具体的なスキルの記載がない
- 熱意が感じられない
という人には、仕事を頼みにくいですよね。
少しでも信用してもらえるよう、与えられた文字数をしっかりと使ってアピールをしましょう。
問題がないなら、プロフィール画像は顔写真が望ましいです。
ライバルと差別化するために、あなたの熱意や誠実さが伝わるプロフィールを作ってください。
⑤:案件に応募する
プロフィールを充実させたら、案件に応募しましょう。
駆け出しの時期は、自ら営業をしないと案件は獲得できません。
また、テストライティングを突破しなければ、本案件に携われないこともあります。
私の場合、初めての案件を獲得するまでに、10件近く応募しました……。
はじめは応募をしても受注できないのが当然だと考えたほうがいいでしょう。
初心者が少しでも受注を増やすためには、以下のポイントを踏まえてください。
- 他のライターより早く応募する
- 初心者OKの案件に応募する
- 提案文をクライアントごとに丁寧に書く
- 記事に載せられる独自情報を書く
筆者は、上記の5つの中でも「提案文をクライアントごとに丁寧に書く」ことが最も重要だと感じています。
各クライアントが求めることを考え、丁寧に提案文を書くのには時間が必要です。
大変な作業ですが、選んでもらえるまで辛抱強く応募しましょう。
⑥:執筆する
案件に応募して選んでいただけたら、いよいよ執筆です。
執筆前に、
- 仕事の流れ
- 記事の書き方
- 表記のルール
の指示がまとまったマニュアルをいただくことがあります。
必ずクライアントの指示にしたがって、執筆を進めましょう。
もしマニュアルがなければ、作業内容を確認して執筆に入ってください。
構成から作成するのか、構成に沿って書くのかでは、作業時間も大幅に変わってきます。
⑦:納品する
執筆が終わったら、納品と完了報告をしてください。
納品と完了報告をすると、報酬が支払われます。
例)納品から完了までの流れ
- 納品
- 完了報告
- 発注者がチェック
- 修正して納品
- 発注者がチェック
- 完了
- 報酬の支払い
納品されたものを確認してもらい、マニュアル通りに制作されていない場合は、修正を指示されることもあります。
修正指示があれば、速やかに対応しましょう。
特に問題なければ、修正がなくお仕事が完了するケースもありますよ。
副業Webライターが案件を獲得するポイント6選

ここではWebライターが、案件を獲得するために大事なことを、5つにまとめて解説します。
単価を上げるためには、同じクライアントから継続案件をいただくことも大事です。
単に案件を獲得するだけでなく、継続案件にするためのポイントも確認しましょう。
①:本業の経験や実績をアピールする
副業Webライターは、本業の経験や実績をアピールしましょう。
なぜなら実際の経験は、質の高い記事を作るために重宝されるからです。
Webサイトの記事は、読みやすさも大事ですが、
- 信頼性があること
- 独自性があること
も非常に大事です。
クライアントは、Webライターに対して「スキル」と同時に「専門性」も求めています。
本業と関連のある案件は、お仕事を獲得できるチャンスです。
本業の実績や経験は、しっかりアピールしましょう。
②:ブログをポートフォリオにする
案件を獲得するために、ブログを開設してポートフォリオにしましょう。
ポートフォリオとは?
過去に制作した記事の作品集のことです。
実際に書いた文章を見てもらえば、あなたのスキルや知識が伝わりやすくなります。
あなたが発注側なら、案件に応募してくれた相手の
- スキル
- 経験
- 実績
- 人柄
などを発注前に知りたくありませんか。
ポートフォリオは、納品する記事の質を示す「営業の武器」となります。
記事制作に必要なツールが使える証明にもなるので、ブログをポートフォリオにすることは本当におすすめです。
【関連記事】WordPressブログの始め方は、こちらでばっちり解説しています。
-
-
WordPressで簡単ブログデビュー|始め方から収益化まで丁寧に解説
続きを見る
③:報告・連絡・相談をまめにする
Webライターは「報告・連絡・相談」をまめに行いましょう。
理由は以下の2つです。
- クライアントに安心してもらうため
- 記事の質を上げるため
Webライターは契約から納品までの間に、クライアントと顔を合わせる機会は、ほぼありません。
頼んだ仕事がどうなっているか見えないのは、少し心配ですよね。
でも仕事の進捗が伝われば、クライアントもきっと安心できます。
また疑問を放置したまま仕事を進めると、クライアントの意図とズレたものになる可能性があります。
仕事を頼みたいと思われるWebライターになるために「報・連・相」を大事にしましょう。
④:マニュアルを守って執筆する
執筆に関するマニュアルは、必ず守って納品しましょう。
理由はクライアントによって、記事への要求が異なっているからです。
例えば、Webサイト全体で表現を統一するために、
- だ・である調 or です・ます調
- 数字は半角 or 数字は全角
- 「!」を使う or 「!」を使わない
が定められることもあります。
指示から外れた記事の修正は、クライアントの仕事の生産性を下げるため、望ましくありません。
マニュアルに沿った記事を納品することで、継続案件を勝ち取りましょう。
⑤:フィードバックを活かす
納品後にフィードバック(記事へのアドバイスや指摘)がもらえたら、必ず次に活かしましょう。
なぜなら、継続してお仕事をいただくためには、指摘された点を改善するのが大事だからです。
フィードバックは「求めるレベルまで成長をして、仕事を続けてほしい」という気持ちの現れでもあります。
指摘が減っていけば、クライアントの求めるビジネスパートナーに近づいている証拠です。
フィードバックを活かしてスキルを向上させつつ、クライアントとの信頼関係を築きましょう。
⑥:納期を守る
Webライターは、納期を守ることが非常に重要。
なぜなら納期を守ることは、クライアントのビジネスに貢献できるかに関係しているからです。
発注していただいた記事は、編集者がチェックや修正をして、Webサイトに掲載されます。
納品が遅れれば編集者の作業が押して、ビジネスが滞る可能性がありますよね。
仕事がスムーズにできないビジネスパートナーは、必要とされなくなるでしょう。
信頼を勝ち取るためには、納期をしっかり守って記事を作りましょう。
万が一、間に合わない可能性が出てきたら、先に連絡をして謝罪しましょう。
日程を調整していただける可能性もあります。
副業Webライターのスキルアップ方法5選

Webライターのスキルアップ方法を、5つにまとめて紹介します。
実績を積んで収入を上げるためには、スキルアップは不可欠です。
あなたに合う方法を選びましょう。
①:Webライティングをスクールで学ぶ
基礎から実践まで効率よく学びたい人には、スクールや講座での学習をおすすめします。
スクールで学ぶことをおすすめする主な理由は、以下の3つです。
- もれなく大事なことを学べる
- 効率的に学習できる
- 質問ができる
繰り返しますが、Webライターには特別な資格はいりませんし、独学でも始められます。
しかし独学は、自ら学ぶべき情報を探す必要があり、学習に時間がかかるのが難点です。
困ったときに質問ができないのも困りますよね。
体系的に効率よくWebライティングを学習をしたい方は、スクールや講座で学ぶのがおすすめです。
②:ブログで実績を高める
ポートフォリオとして開設したブログの実績を高めることも、営業活動のプラスになります。
なぜなら、ブログの実績は「SEO」のスキルがあることを証明してくれるからです。
SEOとは?
検索エンジン最適化のこと。検索結果の上位に記事を表示させるためのスキル。
クラウドソーシングでも、SEOを意識した記事制作のニーズは高く、案件も豊富にあります。
ブログのSEO対策でアクセスを増やした実績があれば、クライアントからも注目してもらえます。
積極的にSEOを学んで、自らのブログで上位に表示される記事を作りましょう。
③:Webライティングを書籍で学ぶ
Webライティングは、書籍からも学びましょう。
書籍がおすすめの理由は、基礎から中級者以上の知識やスキルが、とてもお手頃な価格で学べるからです。
たくさんの書籍の中から、少しだけおすすめをご紹介!
こちらの3冊は、どれも基礎から実践までカバーしています。

書籍で読んだことは、ぜひ自分のブログや案件で、実践してみましょう。
【関連記事】Webライターにおすすめの本を知りたい方は、こちらの記事がおすすめ!
④:マニュアルのある案件に応募する
できるだけマニュアルのある案件に応募しましょう。
なぜならば、マニュアルのある案件は、スキルと収入の向上につながるからです。
執筆マニュアルの狙いの1つは「記事の質を保ってWebメディアを運営する」ことです。
つまりマニュアルを守って執筆すれば、自然に一定の質を超えた記事制作ができます。
質を保って記事を書くことで、クライアントのビジネスに貢献できれば、信頼感は高まりますよね。
マニュアルのあるクライアントとお付き合いできるように、意識して営業しましょう。
⑤:記事の質を高めるツールを使う
Webライティングの仕事を、スムーズに行うためのツールも使いましょう。
ツールを活用すれば、効率よく記事の制作ができるだけでなく、スキルを磨くことも可能です。
例えば文章を添削してくれる「文賢」は、誤字・脱字を発見でき、読みやすい文章を作るのに役立ちます。

「文賢」でチェックできるのは、次のポイントです。
- 読みやすさ
- わかりやすさ
- 不快語
- 日本語の誤用
- 誤字・脱字
- 環境別の見え方
「文賢」のような校正ツールを使えば、客観的な視点を持つことができ、自ら校正をする際の参考になります。
スキルの向上につながる便利なツールは、他にもありますよ。
- CopyContentDetector(文章のコピペチェックをしてくれる)
- Weblio類語辞典(類義語を知ることで表現に幅が出る)
- e-Start(政府の統計を引用し、信頼の高い情報を知る)
ツールをうまく活用しつつ、より質の高い記事を作るべくスキルを磨きましょう。
副業Webライターの注意点3つ

副業でWebライターの仕事をするときの注意点も紹介します。
- 単価の低すぎる仕事
- 無理のある受注
- 確定申告の必要性
副業Webライターとして、仕事を続けるにあたって大事なことを確認しましょう。
①:単価の低すぎる仕事
単価の低すぎる仕事には、注意をしてください。
なぜなら、初心者を狙った悪質案件に引っかかる可能性があるからです。
もっと具体的に示すと、文字単価0.5円以下の案件には警戒心を高めてください。
未経験者は、文字単価1円の案件からスタートすることは普通です。
しかし中には不当な報酬で、初心者の労働時間を搾取するクライアントもいます。
契約前に文字数や作業範囲を確認し、信頼できる相手かを確認して、契約しましょう。
②:無理のある受注
副業でWebライティングの案件を受注する場合は、受注する仕事の量に気をつけましょう。
もし許容量をオーバーして、納期が守れない場合には、契約違反になってしまいます。
納品ができないと、もちろん報酬はもらえません。
また最悪の場合は、損害賠償を請求される可能性もあります。
仕事の評価はその後の活動にも響くので、注意が必要です。
本業や私生活とのバランスを考えて、受注しましょう。
③:20万円を超える所得の発生
副業で20万円を超える所得がある場合は、確定申告が必要になります。
なぜなら確定申告をしないと、副業の所得税が未納になり、いわゆる「脱税」となってしまうからです。
後から納税することも可能ですが、ペナルティとして「無申告加算税」「延滞税」を支払うことになります。
Webライターとして稼いだ売上から、経費を引いた所得が20万円を超える場合には、きちんと確定申告をしましょう。
住民税に関しては、20万円以下でも申告が必要ですよ。

住民税の確定申告については、こちらの記事で触れています。
-
-
副業がバレるタイミングは何月?理由は?|バレない極意も紹介
続きを見る
副業Webライターの始め方:まとめ

この記事では、副業Webライターの始め方をお伝えしました。
記事の要点をまとめてみましょう。
- 7ステップで副業Webライターを始めよう
- 案件を獲得するポイントを抑えよう
- スキルアップで安定した受注を目指そう
- 副業Webライターには注意点もある
Webライターを始めるハードルは、他のWeb系の副業と比べれば低くなっています。
この「圧倒的な始めやすさ」が魅力的です。
ただ参入する人が多いので、差別化できるスキルがなければ、稼げるまでに時間がかかることも事実。
しかし着実に実績を積み重ねれば、月に2〜3万円ほど稼げる副業になる可能性は高いです。
これから副業でWebライターを始めようと考えているあなたは、ぜひ挑戦してみてください。
【関連記事】Webライターのメリットとデメリットを知りたい方は、こちらの記事がおすすめ!
-
-
Webライターになるメリット・デメリットとは?|気になる収入も解説
続きを見る